こんな時間に起きてて、おなかすくと、何となくこのメロディが浮かぶよね。
なんでラーメンなんだろう(笑)
矢野顕子さんが「アッコちゃん」たる由縁。
というか、自分の中で矢野さんが「アッコちゃん」になった瞬間かも知れない。
曲自体は1984年ぐらいなので、自分が11歳の時。
でも、そのときはまだ小学生だし。そんなに意識していなかったけど、好きだった矢野さん。
春先小紅ももっと前でしょ?
やっぱり、中学生の時かなと。
愛が足りないとかDavidとかと一緒にラーメンをたべたいを聴いたとき、矢野さんがYMOの人とかから「アッコちゃん」って呼ばれていた意味が、何となく解った気がする。
「こういう感じだから」って説明が出来ないんだけど、シンガーとしての「矢野顕子さん」は一人の女性の「アッコちゃん」なんだなって。
そう思いながら、矢野さんの曲を聴いてみると、男性・女性に限らず、何かしら当てはまる「そうそう!こういう感じ」って言うのが曲に盛り込まれてる。
矢野さんが嫌いな人も居るけど、もしかしたら、歌に、歌詞に盛り込まれている何らかが自分に当てはまって、それを見透かされているのが嫌で、嫌いとかじゃ無いかなって思う。
矢野顕子さんとして、未だに心に残っていて、聴くと涙が出るのが
「ひとつだけ」
セガサターンのゲーム「リアルサウンド〜風のリグレット〜」のエンディングで使われた曲ですが。
風のリグレットはゲームとして「失敗作」となぜか言われ続けているものだし、お笑いのネタとして使われる場合が多いが、私は好きなゲームの一つだったりする。
画面が全くなくて(ドリキャス版がイメージグラフィックが表示されるだけ)で、全編声で進んでいくゲーム。
一応マルチエンディング。
男女の恋愛を描いたもので、すべてが音だけで進むから、ラジオドラマを聴いている感じがするの。(ラジオドラマ版があったらしいけど)
ゲーム内でクライマックスがあり、そしてエンディングに。
ピアノの前奏から始まり、矢野さんのあのかわいらしい声で歌いだす
「♪欲しいものはたくさんあるの きらめく星屑の指輪♪」
そう、人間は欲張りで欲しいものはたくさん、たくさん、数えきれないほどある。
でも、本当はそうじゃ無いの。
「欲しいものは ただ一つだけ あなたの心の 白い扉 ひらく鍵」
「離れている時でも わたしのこと 忘れないでいてほしいの ねぇ、お願い」
「悲しい気分の時も わたしのこと すぐに呼び出してほしいの ねぇ、お願い」
この歌詞を思い出したいまでも、涙が出そうになる。
ちょうどこのとき、仕事は上手くいかなくて、恋愛に惨敗して疲れきって、ゲームするほうがいいやって逃避していた頃。
本当に自分が欲しかったのは、私をささえてくれる人。友人。恋人。同僚。
風のリグレットを自室でプレイしていて、この曲聴いて涙が止まらなくて。
ささえてくれる人が欲しくて、仕事を認めてもらいたくて、でもままならなくて。
不眠症になるわ、軽鬱になるわでひどかった。
ゲームだって、上手くストーリーが進まなくて、ゲームオーバーになっちゃったりして、悔しくて。
「なんで、こんなに上手くいかないの!?」ってイライラして。
そんな中、ふっとゲームが進んで、エンディングが流れて、曲を聴いて大泣きして。
曲の後に流れる台詞。
「そして僕らは……また、前へすすでいく」(だったかな?)
なんで、ここまでストーリーとエンディングとエピローグがリンクするの!?
っていう感じで。
もし、これのエンディングが、なんかロックだったりビジュアル系バンドだったりしたら、本当に大失敗の作品。
なのに、なのに、チョイス良すぎ。
ゲームの力も借りてだけど、私の中で矢野顕子ワールドが広がり、アッコちゃんが住み着いた。
矢野顕子さんがアッコちゃんになる瞬間は、人それぞれであるけど。
私の中のアッコちゃんは、ラーメンたべたいなアッコちゃんも居るけど、ひとつだけのアッコちゃんも居る。
春先小紅の矢野さんもいる。
「だって、スキャットはいつも同じものなんて出来ないんですもの(笑)」
そういう「アッコちゃん」が、私は好きだ。